前回の大間港へ向かう前に、相川の町なかにある気になっていた建物へ向かいました。
それと一緒に、佐渡金山の大きな遺構が残る北沢地区の様子も載せます。
訪問:2024年8月
旧相川税務署

相川の町なかには商店街片側アーケードの商店街があります。そこを抜けて、お盆らしい雰囲気が漂う通りを進んで行く。
しばらく進んだところで山の方に伸びる坂を上っていくと、中ほどに立派な木造建築が見えてきます。
こちらが見たかった建物、登録有形文化財の旧相川税務署の本館です。
後で知りましたが、左下に写る石積も独立して文化財に登録されているようです。

少し引いて見てもなかなかに立派です。窓の間にある土壁のような部分が良いアクセント。
本館の右にツタで覆われた建物がありますが、こちらは文化財である書庫でした。下調べがなっていない。。

真正面へ。近づくことはできませんが、左右対称のファサードがとても良い。
かくかくっと曲がった腰折屋根に、板張りの壁の中間に置かれた土壁。
こちらの建物は1931年に建てられてから1970年まで税務署として使われていたそうです。
ちなみに、門と塀も文化財に登録されています。門柱には税務署のプレートがあったんだろうなあ。

入り口部分はモルタルでしょうか。横に文化財のプレートがありますね。
国税庁のサイトに建築当時の姿が載っていましたが、昔は玄関の上に手すりのようなものがあったようです。
令和3年度特別展示「庁舎にみる税務署の歴史」 21.今に残る税務署庁舎|租税史料特別展示|税務大学校|国税庁 (最終閲覧日 2025/2/7)

中央より少し出っ張った左右の二棟も、かわいらしい屋根をしています。

旧税務署の前の階段を上がっていくと、かつて奉行所があり、金山関連の人も多く住んでいた地区となります。

前に伸びる道から。坂の途中に素敵な建物が残る光景、好きですねえ。
公開されたことはないようですが、中に入ってみたいものです。
ちなみに、現在の佐渡税務署は町の中心部にあります。
北沢地区
大間港を見た後に一瞬だけ北沢地区へ寄ってきたので、軽く。
こちらの地区は世界遺産の範囲外となっていますが、観光客は多かったです。

こちらが一番有名な北沢浮遊選鉱場。ここより山側にある金山で採れた鉱石から金などを科学的な手法で選鉱していたところです。
かなり大規模な施設ですが、使われたのは1940年~1952年の間のみ。
いま残っているのはその本体部分のコンクリートです。

すぐ横にある北沢火力発電所は1908年に建設されたもの。良いレンガ建築です。

小川を挟んだ対岸にも様々な遺構が保存されています。

一番目立つ直径50mのシックナー。
選鉱の処理をした後、そこからさらに鉱物を分離するための施設らしい。
世界遺産登録後ということもあってか、やはり以前来たときより人は多かったです。

北沢地区の入り口には相川郷土資料館博物館があります。
こちらの建物は1887年に建てられた鉱山本部事務所です。工部省によって設置されたこちらは後に三菱へ払い下げられ、1953年まで使われていたとのこと。

その奥の棟は御料局佐渡支庁の建物。こちらは1893年に建てられたもの。
皇室に関わる施設だったということもあり、瓦には菊の御紋が入っています(拡大すればギリギリ見えましたが、ズームすべきでした…)
今回は自分一人ではなく、時間もあまり無かったということでさっと見回るだけになりましたが、博物館の中にも入ってみたかったし、選鉱場の上にある町並みも気になります…いつの日か再訪したい…!