日々のおでかけ記録

町並みや気になった場所の記録

三条市の歓楽街と遊郭跡を昼に歩いた

新潟県三条市の歓楽街を歩いてきました。
最初はアーケードが無くなったアーケード商店街をチラッと見ようかと思った程度だったのですが、つい奥のほうへ行ってしまいました。
また、かつてはこのエリアに遊郭からの赤線があったということもわかったのですが、その当時を偲ばせる物件もありました。

訪問2023年4月

元・アーケード商店街

再開発で生まれた商業施設、パルムの西側です。
この通りはかつて300mほどの長さのアーケードがある商店街でしたが、パルムの開発によって100mほどに短縮され、その後2010年にアーケードが撤去されました。
(パルムについての記事はこちら↓)

<電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成>

ここでこの辺りの現在の地図を。現在地は緑色エリアの右端。
赤い線がかつてのアーケード商店街、緑色のエリアが2010年までアーケードが残っていた区間で、水色のエリアがパルムの範囲です。
商店街を分断してまで商業施設を建てたとは驚きました。

休日の昼間ということもあってか、人の姿はほとんどありません。
アーケードがあったころの写真もネットで見ることができますが、今とは全く違う町に見えます。


通りには空き店舗がちらほら。
ビル一棟ごと空いていそうなものも。

アーケードがあった区間はすぐに終わってしまいました。
痕跡がないか観察していましたが、それっぽいものは見つからず。

三条の歓楽街へ

本寺小路という少し大きな通りに出ました。
北の方を向くと、立派なお寺が見えます。
このような色の町の近くに寺院があるのはよくあることですよね~

老舗感漂う理髪店。青が映える。

丸窓のある建物に怪しげな写真が笑
そういえばこのあたりでは「寿ビル」の看板がたくさんありました。
牛耳っているのかも。

お寺を背に、通りを眺める。
通りにせり出た看板がたくさん並んでいてにぎやかです。

脇の小道も凝縮されています。普通とは少し変わった建物の形がおもしろいですよね。


少し離れた通り。昭和なスナックの看板と今風なバーの看板。
自分も知ってるキャラの絵を描かれると、入ってみたくなってしまう…笑

この区域が遊郭や歓楽街の範囲とほぼ重なっていると思います。

三条ロイヤルホテル。
年季は感じるけど堂々とした佇まいだと思います。
最上階のおそらく食堂であろう階は気になりますね。


歓楽街エリアの南限である県道へ出ました。
県内ではよく見られる雁木のある商店街ですね(アスファルトが赤茶けているのも新潟らしい)


元の場所へ戻るために東へ向かって歩く。
北に向かう細い路地が何本かありますが、そこにもお店がたくさんあるみたいです。


こんな細い路地でもしっかり夜の町になっているようなところは新潟市でもそうありませんよ。


しばらく歩くとメインストリートの本寺小路。
ここから元のエリアに戻ります。

土曜の昼過ぎは人も車も少ない

花街時代の妓楼


本寺小路を北に進んで最初の角を左に曲がると新小路。
奥のほうに見えていますが、ここに花街だった頃を思わせる大きな物件があります。


それがこの三階建ての妓楼と言われている建物です。
一階部分はきれいでますが、二、三階は時代を感じさせる木材です。
横面はトタンでしょうか。


なんと立派な…!
以前はこの周りにも色々な建物が残っていたようですが、今では昔を思わせるようなものはここくらいでした。
この通りには日本料理屋が何軒かありましたが、華やかさを感じるのはそれくらいですね。見ることができてよかったです。

良い名前のお店

一番見たかったところは見たので、ぶらぶらと散策。
いい店名とロゴですね…笑

こちらもなかなか元ネタに忠実です。
どこまで崩してパロディにするかの線を探っているのかも…笑

これはそのまんまですね…
夜のお店特有の攻めた感じ、好きです。

最後に。
ここはバーですかね。まわりにあるお店に比べてシックで伝統がある感じがします。