以前、機那サフラン酒の鏝絵蔵について紹介しましたが、その奥に立派な"離れ"があるということでそちらも見てきました。
離れと言っても、主屋でもいいくらいの豪華さでした。
(鏝絵蔵の記事はこちら↓)
訪問:2023年7月
離れ座敷 外観
離れ座敷も含む見学ツアーは有料ですが、200円でした。微力ながら保存に役立ててほしい。。
主屋から鏝絵の蔵の解説を受けて、いよいよ離れへ。
離れの前はお庭があり、ここの岩は浅間山から運んできたものということでした。
こちらが離れ座敷です。大きい…!
こちらは昭和初期、1931年に完成。主である吉澤仁太郎が亡くなる10年前ですね。
屋根の上には鯱鉾があったようですが、今は取り外されて保管されているそうです。
座敷の入り口とは思えない玄関口ですね…笑
奥も手前も造形が細かくて見入ってしまいます。
離れ座敷 内装
長い廊下でスリッパに履き替えます。
床板はケヤキの一枚板、天井は桐。左上にある丸太は一本の杉で、18mあるとか。
様々な木材を盛大に使っています。
解説を聞きながらお部屋を回りました。
いろんな素材が使われていて、覚えきれないくらい。
これを客人用に造るとはどんな趣味人なのかと思います…笑
廊下へ出る戸に描かれたボタン(おそらく)
陽が当たらないところにあるためか、今なお色鮮やかです。
二階にもそれはすごいお部屋があるみたいですが、立ち入ることはできませんでした。
整備が進んで行けば開放されるかなあ。
ここは何のスペースだったのか忘れてしまいましたが、天井が独特でした。
手洗い場。ここも豪華な雰囲気が漂います。
水甕(水道…?)のデザインとか凝ってますね~
男子トイレはすごい柄の陶器でした…!
波間の上を飛んでいく鳥たち。何を思ってこのようなデザインに…!
足置きも陶器ですが、最初見たときにスリッパかと思ってしまいました…笑
もう片方のトイレも同じ柄でした。
一周して廊下へ戻ってきました。すぐに回れる広さですが、見どころが多かった!
この建物を保護して整備してくれたことに感謝です。
廊下の窓枠には一つ一つ猪目模様が入っています。
この方向に門があって、池がある広い庭を見ながらこの豪勢な建物に来るような動線になっているということですね。
最後に吉乃川 酒ミュージアム「醸蔵」をご紹介。
サフラン酒製造本舗から少し歩くと新潟を代表する日本酒の一つである(と思う)吉乃川の、酒蔵を改装した施設があります。
お酒を飲んだり、様々な展示を見ることができる無料の施設なのでおすすめです!