東京都世田谷区、下高井戸の駅前にある商店街が今月末で閉場するということで、見に行ってきました。
最近は再開発による閉場というパターンが多いですが、こちらは再開発が決定したというわけではないようです。
訪問:2024年3月
駅前市場へ
京王線の普通列車に乗って下高井戸駅へ。
ホームがカーブを描いているので、電車との間にまあまあ大きな隙間が空いています。
お目当ての市場は駅のすぐ北側にあります。
駅前の道路が入り組んでいるエリアにある、屋根付きの商店街といった感じ。
1956年に個人商店を営む方々が共同で建てた市場ということですが、今月末をもって閉場となります。
市場の名前や、入っているお店が載っているプレートも味がありますよね。
建物を見ると、やはりなかなかに年季が入っています。
市場の真ん中にある看板も当初から残っているような雰囲気があります。
両側にある絵も良い。
市場は真ん中に車も通れる道があって、その左右にお店が伸びるシンプルな構造。
突き当りのお花屋さんでアコーディオンの演奏があり、とても良いBGMになっていました。
反対側もお店が連なっています。
もうすぐ閉場ということでほとんどのお店はシャッターを下ろしていますが、どのお店も移転先があるようです。
家が近かったら何か買って帰りたいところでした。
市場の端から。
すぐ横に小さなお社がありました。
駅と反対側に出てまわりを歩いてみました。
どのように整備していくのかはまだ模索している段階のようですが(検索したら杉並区の資料が出てきました)、まわりの商店街も何かしらの動きはありそうですね。
市場のまわりをぐるっと一周。なかなかの老舗と思われる青果店。
駅前市場の端の出入り口までやってきました。
こちらにも様々な看板がところ狭しと。
まだ続いているアコーディオンの音色を聞きつつ、掲示を見る。
本当に長い歴史です。お店が開いている時期だったらかなり濃密な市場に見えたことでしょう。
最初で最後の訪問になりましたが、見に行けてよかったです。
下高井戸駅前のそば屋さん
ついでと言ってはなんですが、駅の反対側にあるそば屋さんで昼食をとりました。
こちらもなかなかに歴史がありそうです。
中に入ってみると、隣の建物だと思っていたほうにもお店が広がっていました。
広い!
メニューはそば、うどんからご飯ものまでバラエティー豊かでしたが、そば屋に来たのでさか本そばを注文。
そばの上に色々な具が乗っていて満足感がありました!